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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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Metric Halo Mobile I/O 2882がやってきた!

念願の、念願のMetric Halo Mobile I/O 2882を手に入れた。我が手中に落ち着くまでは壮大な紆余曲折があったのだが、それを明らかにすると少なくともふたりの人物とひとつの会社に色々と影響が及ぶのでここでは書かない。詳しい経緯が聞きたい方は直接私に聞いてください。

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とにかくフロントよりも背面ばかり見てしまう機材ジャンキーのみなさんに自慢のための画像もアップする。

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この4枚の画像を見て「中々イイトコ突いてるな」と思わない人は修行し直した方がいい

現在音楽用のマシンとなっているPowerMac G5はいずれ最終的には引退することになるので、今2882をシステムに組み込んでも仮組みの域を出ない。だからまぁちゃんと音が出るか確認の意味合いで、これまでのオーディオインターフェイスMOTU 2408MK3と同居させて組んでみる(ただしLogicPro7では両方を同時に使用することはできない)。

適当になるべく生楽器の音が多い曲のLogicソングを起ち上げてまずは音質をチェック。対2408MK3との印象比だが、明らかに解像度が上がった。リヴァーブの消え際とか金物類、あと鍵盤ハーモニカのリードのざらついた感じも良く聴き分けられる。またベースの音域、例えば500Hz付近がすっきりした。LogicPro7を導入して以来、この中低域のもっさり感はLogicの音質的特徴かと思ってきたのだが、2408MK3の特徴でもあったのだろう。

まだマルチトラックで鳴らしてみただけに過ぎないが、明らかにミックスの粗が見えやすい音質と言える。別の言い方をすればがんばった分だけキレイにミックスできる音質。うん、これが欲しかったその1。

同時にMetricHalo特有のルーティングの柔軟性とそれ故の面倒くささを強烈に思い出すことにもなった。物理的なインプットだけでなく、DAWからのアウトプット(やバス)も全部自由にルーティングできるのだが、そのルーティングは自分でセットアップしなければならない。暁スタジオの事情に合わせたセットアップが構築できるのは良いが、大量のアウトボードへのセンド/リターンやメインアンプやヘッドフォンアンプへの送りなど、考え出すとこんがらかってくる。

いや、もちろんルーティングのテンプレートもある。あまり深く考えずエンプティから構築を試みてみて頭から湯気を出して止まってしまったのだ。この柔軟性の高いルーティング機能が「うん、これが欲しかったその2」。その3もあるのだが、これはまだ未検証なので改めて書く。

柔軟性の高いルーティングだけがハードルなのではない。先日のデフラグ作業が祟ったか、Logicがプラグイン音源AddictiveDrumsを認識しなくなった。DSP-Quattroでは問題なく起動するので(DSP-Qはプラグイン音源のホストとしても使えるのだ)Logic側の問題だろう。デフラグ後明らかにシステム、ファインダーや各アプリケーションの起動が早くなっただけにこのトラブルは大変残念だ。2晩かけてあれこれやってみたが解決できていないので、最悪Logicの再インストールになるかも。いざとなればMacBook Proに仕込んだ10.6.8.環境に移行してしまうのもアリかもしれない。
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