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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ロカビリーなギター音色は無理

Nozo-Mixのロカビリーなダンスナンバー。一気に勝負に出る。

まず全体の構成を決めてしまう。ドラムさえきちんと決まれば上モノはどうにでもなるからだ。ドラムを90パーセント打ち込み終えたところでブラスセクションを整える。

結局後から色々考えることになるのだが、ブラスセクションの音色はヴィンテージPCMシンセで賄ってしまう。今回は3台でレイヤー。ちなみにアレンジメントウィンドウ上ではこの3台が同じMIDIデータを共有することになる。実データをコピーして各トラックに貼付けても良いのだが、細かいアーティキュレイションなどを後の段階でエディットすることもある。ここはエイリアスで対応。

オルガンは定番のE-Mu Vintage Keysでは少々平面的かと思えたので、こちらはEBV3で。パーツパーツごとにコピーアンドペーストして仮データを打ち込んできたのだが、ドラムデータが通しで完成したので、アタマからケツまで通して弾き直す。オルガンの音をコントロールするのにYAMAHA KX88では少々タッチが重すぎる。ENSONIQ EPS16+で演奏。2テイクでOK。さらにベースも整える。

さてこの曲の山場、ギターのダビングである。アンプで歪ませてダイナミックマイクで集音。マイクプリアンプはカスタムメイドの逸品である。ギターには久しぶりにワウペダル(Cry Baby)も使った。

ようやくすべての楽器を録り終えたので、仮ミックス。MIDIデータ(=ハードウェアシンセ)併用なので、例によってアナログミキサー上で整えたものをFodusrite Mixmaster経由でLogicに戻す。ギターはヴォリュームやイフェクトセンドにオートメーションを書き込み。ブラスセクションの3台のシンセはミキサー上のバスにまとめてコンプ(dbx162)をインサート。所々フェーダーを動かす。

録音したファイルの無音部分をカット。mp3ファイルに変換して送付。ブライアン・セッツァー・オーケストラを目指してみたが、ああいうギターの音にならないので、わざわざそう説明したってB・セッツァーを連想する人は少なかろう(笑)。

Brass Sec.:Roland JV-880,ENSONIQ SQ-Rplus,KORG M1R-EX
Guitar:BLADE Stratocaster model
GtAmp:Fender Bronco15W model
Mic for Gt Amp:SHURE SM-58
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| レコーディング | 01:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

専門的なこと

 ・・・は、解かりませんけれど、拝見したら、また泣いちゃうのかなぁ~。
 NOZO-MIX!w

| たまき | 2009/01/12 17:35 | URL | ≫ EDIT

お越し下さい。そして泣いて下さい(笑)。

| acatsuki | 2009/01/13 09:02 | URL |















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