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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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調教を終えて

約2日間かかった新規Mac Proのセットアップがほぼ終了した。内蔵ハードディスクの割り振りなど一部にまだ変更されるかもしれない項目があるので「ほぼ」であるが、10.8.2上にこれまでの10.5.8での環境を復元できた。

今回のMac Pro導入でひとつ替えたかったのがSpectrasonics Stylus RMXのサンプルの格納場所である。これまではインストーラが指定するままにシステムと同じHD、同じ階層上に置いていた。それで実質的な障害があったわけではない。しかし今後サンプルが増えて行ったらいつかディスクアクセスが追いつかないなどのトラブルにならないとも限らない。そうなってからでは遅いので。

基本的にStylusのサンプルはどこに置いても良いのだ。ただしStylus本体は必ず同じ指定場所のサンプルを読みに行くので、要は任意の場所にサンプルを置いた上で指定名称のエイリアスを作って指定場所に置いてやれば良いのだ。

この1件に関する先輩佐々木朋義君に「あれってさぁ、どうやれば良いんだっけ?」と電話で聞いてみたら、電話の向こうでMacのあちこちを開いて確かめてくれた。が、彼も忘れていたのである。その場で彼がGoogle検索をかけたところ、「あ、オレのブログが3つ目に来てるわ」という結果に(笑)。一応ここでも書いておく。

■Stylus本体が読みに行くのはMacintosh HD/ユーザー/(ホームフォルダ)/ライブラリ/Application Support/Spectrasonics/ の中にある「SAGE」というフォルダである。サンプルも全部このSAGEフォルダ内にある。

■任意の場所にSAGEフォルダを置き(と言うか移動するわけだ)、エイリアスを作る。もちろんエイリアスの名称は「SAGE」にしなければならない。「のエイリアス」という文字列は削除する。変更作業の時に半角スペースなどが不用意に挿入されないように注意する。

■「SAGE」エイリアスフォルダをMacintosh HD/ユーザー/(ホームフォルダ)/ライブラリ/Application Support/Spectrasonics/ に置く。

これだけだ。あとはStylusが勝手に追いかけてくれる。

LION(10.7)以降、ホームフォルダ内のライブラリが不可視フォルダ化されてしまったのは、勝手にユーザーが手を入れて挙動不審になるケースが余程多かったのだろうか。確かに不用意に書き換えたり削除すると致命的なファイルばかりが置いてあるフォルダだが、不可視化はどちらかというと不便が多いように思う。ホームフォルダ内のライブラリフォルダは、オプションキーを押しながらファインダーメニューの「移動」をクリックすると表示される。面倒くさいので私はファインダーのウィンドウ内のサイドバーにライブラリフォルダを常に表示させている。

とまぁこういう具合に環境を再構築しブラッシュアップすることはできたのだが、一番手強かったのが当のLogic9だとは!開発メーカーのEmagicがAppleに吸収されて、8で初めてApple純正らしいアピアランスに改造されたが、いざ9を使ってみると7時代からショートカットキーなどが大幅に改変されており、少し使ってみた限りでは改悪に近い印象がある。ただしこればかりは使い込んでみなければわからないので、今夜はこの辺にしておく。
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