暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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さよならDAT…か?

ミックスした素材をどこに保存するか、と言う問題は結構根深い問題である。カセットMTRの時代からマスター素材の保存方法はDATだった私。そして20年近く経った今でもそれはDATなのだった…!しかしご存じの通り、今やDATの録再生機を製造しているメーカーは無く、修理だっていつまでやってもらえるのかという世界である。当然保存メディアはCD-Rに移行し、現在はDVD-Rやハードディスクなど「これしかない!」という決定打にかける状態になっている。まぁ問題はメディアではなくどのフォーマットで残すか、だと思うが。

いずれにしてもCD-RでもDVD-Rでも、保存するメディアを変更するとなれば当暁スタジオでは新たにハードウェアを購入しなければならないのである。しかし前述の通り決定打にかける現状では大きなお金をかけるのも冒険である。

そこで本題である。本日全く新たにお金をかけないでマスター素材をデジタル記録できる方法を思いついた。と言っても特別なことではなく、普通のレコーディングの過程で行うある処理がヒントである。

DAWへのレコーディングが全盛(というか常識)の昨今、如何に「デジタルくさい音にしないか」は重要な要素である。良く聞く話だが、わざわざ2ミックスをアナログテープレコーダなどを通して再度取り込むなどという手法がある。これはアナログテープに一度録音するということもあると思うが、単純に回路を通すだけという場合もあるという。ということはDAW上で作った2ミックスを再生しながら、外の機材を通して同時に録音することである。な~んだ、これなら今のオレの機材だけでできるじゃん!ということにふと気が付いたのである。

私のミックスダウン作業は、Logicの音をアナログ変換して全部パラレルで出し、アナログミキサーとアウトボードで行う。現在はそのアナログミキサーのアウトをForcusrite社のMixMasterという機材で微調整してD/A変換し、AES/EBUでDATに送っている。このMixMasterのアウトを直接Audio I/Fに入力し、Logicの新たなオーディオトラックに録音してしまえば良いんじゃん!

ま、その最終2ミックスをどの段階でどこでモニターするかで色々試行錯誤があったが、それほど苦もなくできた。普段作業しているLogicの環境は24bit/48kHzなので、この状態のファイルをDSP/Quattroで16bit/44.1kHzに変換。
ちょっと音質的に変容する要素が多すぎる気がするので、このやり方でフィクストとはならないとは思うが、DATに録りためた素材の中からOKテイクを改めてS/PDIFで取り込んでいたことを思えば、ファイル名を付けてMacの中に保存できるのは管理上も楽だ。

今後も研究の余地はあるが、とりあえず今追い込みの「水戸黄門」の劇伴はこれでマスターを作ってみようと思う。
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