暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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木を見て森を見ず

Nozo-Mixのテーマのミックスダウン作業第三夜。一昨日の仮ミックスを二日間聴きまくった結果、効果的な解釈も見られたものの、全体的にはコンプレッサーのかけ過ぎという実にありがちな結論に達した。

ひとつひとつのトラックの処理、あるいはその場面その場面で関わり合いの深いトラック同士の処理には神経を使っている反面、近視眼的なEQ処理だったりバランスを取っていたりしてデコボコしているものを平均化しようとした結果、トータルミックスへの過剰なコンプレッションという事態を招いたようだ。

こういうのを「木を見て森を見ず」と言うのだな(笑)。

ということで今夜はトータルコンプを外す。どうせ最後の保険にリミッターはかけているんだし。しかる後にリズムを構成するひとつひとつのパーツのバランスを再吟味。これだけでも滑らかに(この場合聴きやすいということと同義か)なった。さらにもうワンプッシュ迫力がほしいのでベースにその役目を任せることにする。

それとのぞみ苑のみんなの声。どうしてもダイナミクスに差がある。つまり自信のある部分は大きな声で歌えるが、そうでない部分はどうしても迫力に欠ける歌声になっている。二回分のテイクを波形エディットを経て両方鳴らしているのだが、パフォーマーの心情から来るこの現象は解消できないし、ヴォーカル用のバスにリミッターをかけただけではどうにもフェーダーが忙しいことになってしまう。ので再度バスにコンプレッサーを挟んでみる。スレッショルドも高めに、アタックリリースも遅めにして柔らかくレベルを稼ぐ。

これで万全と思えたが、このヴォーカルにかけたコンプのせいで今まではオケに埋もれていたノイズや歌唱指導している私の声が目立つようになってしまった。またもや細かく波形をエディット。

で、ようやく録ってみる。かなり良くなっているはずだが、一晩耳を休ませて脳ミソもリセットして明日色々な環境で試してみることとする。

20070219-Nozomixdown.jpg
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